センバツ優勝の健大高崎 春の群馬県大会 準々決勝に

センバツ高校野球で群馬県勢として初優勝した高崎健康福祉大高崎高校が25日、春の県大会の3回戦に臨み、甲子園の優勝からメンバーを多く入れ替える中で、高崎経済大附属高校に7対0で勝ち、準々決勝に進みました。

センバツ高校野球で群馬県勢として初めて優勝した健大高崎は、25日、高崎城南球場で行われた春の県大会の3回戦で高崎経済大附属と対戦しました。
今大会、健大高崎はキャプテンの箱山遥人選手や2年生ピッチャーの2人などをはじめ、甲子園の優勝メンバーから多くの選手を入れ替えて臨んでいて、25日もベンチ入りした20人中11人が甲子園ではベンチ外の選手でした。
試合は、両チーム無得点の3回、2番で先発出場し、甲子園では代走での出場が多かった四宮晃選手のタイムリーで1点を先制しました。
そして、甲子園では背番号「13」で、25日は5番で起用された岸野祥大選手が走者一掃のタイムリースリーベースを打ってリードを広げました。
投げては、甲子園ではベンチ入りできなかったものの、25日は背番号「10」をつけた仲本暖投手が8回、ノーアウト満塁の場面で登板し、0点に抑えました。
健大高崎は直後の9回に3点を追加して7対0で勝ち、準々決勝に進みました。

健大高崎の青柳博文監督は、多くのメンバーを入れ替えて臨んでいる今大会について「選手の底上げをしたいと考えた。もう一度、競争しながら公式戦でいろいろな選手を試している」と説明しました。
そのうえで「次の試合まで残り少ないが、投手を含めてもう一度見極めていきたい」と選手の起用法について改めて検討していく考えを示しました。
また、5番で起用されて追加点となる走者一掃のタイムリースリーベースを打った岸野祥大選手は「前の打席がふがいなかったので、借りを返すような強い意識で臨みました。夏につなげるためにも関東大会に出場しないといけないと思っています。メンバーが変わっても全員が同じ気持ちで目の前の一戦に向かいたいです」と話していました。